NTTギガフレッツにしてみた。

サイトの管理人はマンション住まいです。新しいマンションではないのでネットワーク環境は余り良いとは言えません。それでも頑張ってADSL時代に始まり、その後はマンション管理組合にお願いしてNTT光フレッツを導入していただきました。ところが、当時の技術では既設マンションにファイバーを通すことは出来ず、VDSLという仕組みに変換して引き込んでしました。

 

ところがこのVDSLという建物内配線はくせもので、マンション建物にあるMDF室という電話やネット回線などの集合端末機器を収納している部屋からの距離が遠い住戸ほどデータの回線速度が出ないのです。本サイト管理人の住戸は10階の隅っこの住戸なのでもう涙目。最近ひどいときには下り回線で1Mbpsすら出ないという、これで光フレッツと言えるのかという情けない状況でした。

 

そこへギガフレッツのCM。VDSLじゃ関係ないと指をくわえてみていたのですが、ひょっとして技術が進んでいたりしてと思いNTTさんに連絡してみました。するとすんなりと「わかりました~実際に工事してみないとわかりませんがやってみましょう」と言ってくれたのです!

でも今までVDSLだったという経緯もあり、VDSLも換えられるんですか?と聞いたら、「配管の中にファイバーを引き直します」と仰るではないですか!

 

一気に期待は膨らみました。

 

そして工事日。NTT関連会社の方がたった一人来られて、配管の中に太さ1-1.5mmくらいと思われる細~いファイバーを電話線の配管内にスルスルと入れていきます。実は私、そのパイプの中に自分で勝手にギガビット・イーサネットのLANケーブルを通したりしていたのでNTTの方は少し苦労されていたようですが、何とかクリアして無事に我が家の中までファイバーが来たのです!


写真は交換されたファイバー対応通信クロゼットです。左下の白いケーブルがファイバー。右上のケーブルは他の部屋へ配線するために自分で設置したギガビットLAN。その下にVDSLのコンセントが見えます。配線はまだ残っていますがもう使われることはありません。 


ファイバーに接続される端末はNTTのルーターなのですが、これがまた今年の春に出たばかりの最新鋭。LANポートはもちろんギガビットだし、WiFiはなんと同時に3本も設定できて、802.11a/b/g/n/ac。2.4GHzと5GHz両対応。しかもIPv4とIPv6接続もできます。もう何も言うことありません。今まではNTTの終端ルーターは使い物にならなかったけど、これは満足以上のものでした。


さて設置は1時間半で完了し、早速使ってみました。それが上のキャプチャしたスピードテスト結果です。ギガビットって言うくらいだからせめて数百Mbpsくらい行ったらすごかったけど、まあでも下り114Mbps上り78Mbpsは立派です!ていうかVDSL時代に比べて一挙に100倍くらい速度が上がったのですから文句ありません。何回か計測してみると下りは120Mbpsくらいまで、上りは92Mbpsくらいまで伸びました。このスピードテストでのメーターは100Mbpsまでですから完全にメーターを振り切ります。


私の住んでいるところは大都市の真ん中ではなく、郊外というか地方都市みたいなところなので、そんなところでもこの速度が出ちゃうギガフレッツっていったい・・・


まあこれも皆さんがこぞってギガフレッツになると速度は落ちてきちゃうかも知れませんが、従来のVDSLに比べたら全く問題はないし、家の中までファイバーが通っていれば将来の技術革新でも対応していただけそうです。


これだけ劇的に性能が上がった光フレッツですが、マンションタイプなので価格はVDSL時代のBフレッツと変わらないのです。


NTTギガフレッツ、凄すぎる。





※この時計の時刻は、閲覧しているパソコンのものであり、必ずしも正確な時間とは限りません
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