観梅といえば水戸の偕楽園と言われ、水戸といえば納豆と梅の名産品が有名なんですよね。偕楽園は日本三大名園の一つとしても知られていて、たくさんの市民の集う公園となっているんです。
創立は江戸時代に遡り、1842年(天保13年)水戸藩第九代藩主の徳川斉昭が造園したものです。造園の目的も自分のためではなく水戸藩士や領民の憩いの場として提供しようと思い立ったというのですから、何と思いやりのある藩主だったのでしょう。
毎年2月末から3月初旬に掛けてここで水戸梅祭りが開催され、多くの市民や観光客が訪れて美しく可憐な梅の花を楽しみます。しかもこの時期だけに限ってJR常磐線の偕楽園臨時駅がオープンして昼間の列車や特急が特別に停車する鉄マニアさんには貴重な期間でもあります。
桜の花とは異なって華やかではありませんが、可憐で繊細な梅の花は恵美さんの姿を普段とは異なる雰囲気にしてくれるものと思って今回のテーマとしてみました。人出が多く、なるべく他の人が入らないように撮影するのが大変でした。また梅の木は比較的高い方に花を付けているので、恵美さんが花のそばに近づける場所が意外に少なく、都合の良い場所を探すのもちょっと苦労しました。
撮影の合間、休憩を取っているときに飲んだ梅ジュース、美味しかったです。(撮影者)
撮影機材: Canon EOS5D MarkII; EF24-105mm F4L IS USM